2007-02-22

HAS

あまり「進化」とかって言葉は好きじゃないんですが、HUMAN AUDIO SPONGEの音源を手に入れて「ああ、ちゃんと日本のエレクトロニカとして、YMOとは違う凄味がある」と思った。
本当に久しぶりに、きちんと聴きたい和製音源と出会った感じ。

Live in TOKYOでは小山田圭吾がギターで参加してて、ぶっちゃけほとんど打ち込みで演奏らしい演奏はしてないようだけれど、彼の存在でかなり聴きやすくなっているように感じる。
もっとゴリゴリにやってくれても良いのだけど、そうなってしまうと身構えてしまい、正座して聴かなくてはいけなくなってしまう。
仕事中にも聴きたい私としては、このくらいがジャストフィットだと感じた。

このままYMO復活か、という声もよく聞かれたけれど、私はそれはないと思う。
YMOは散開で完成していて、もう進化の余地は無いと思う。
テクノからエレクトロニカへ。でも他の誰にも作れない音を聞かせてくれる。

ずーっとクラシック〜近代までのオケとかストリングスカルテットとかばかり聞いていたけれど、このまま填っちゃうかもしれない。